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2021年7月19日月曜日

溶解する自民党 保守離れの深刻な危機

 

溶解する自民党 保守離れの深刻な危機

自民党の二階俊博幹事長(左)との会談後、記者団の取材に応じる小池百合子東京都知事=4月20日、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
自民党の二階俊博幹事長(左)との会談後、記者団の取材に応じる小池百合子東京都知事=4月20日、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党がおかしい。先の通常国会では、党是の憲法改正に向けた議論が停滞する一方、党内で選択的夫婦別姓導入や同性愛者など性的少数者(LGBT)への理解増進が焦点となった。後者はリベラル勢力の専売特許ではないが、立党から66年、支持者を裏切り続けてきた憲法改正の早期実現よりも優先することではない。

自民党を支える岩盤支持層の離反を招くようなこうした対応は、昨年9月の党総裁選で圧勝した菅義偉(すが・よしひで)首相の就任以来、顕著になった。自民党などが目指した中国の人権侵害を非難する国会決議の見送りもそうだ。一方で今月1日の中国共産党創建100年には二階俊博幹事長名で祝意のメッセージを送った。支持層の反発を故意に招いているようにさえ映る。

極め付きは、小池百合子東京都知事への露骨なすり寄りだ。自民党は4日投開票の東京都議選で都議会第一党を奪還したが、小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」に肉薄された。これを受け、中谷元(げん)元防衛相は7日、「衆院選後に『小池新党』との保守合同を真剣に検討すべきではないか」と提起した。

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