与党が選挙で勝った場合の政治はどうなる
自由民主党
日本維新の会
この2党が衆議院で安定多数を確保した、という想定です。
選挙後に起きる政治
① 政権の性格:「右寄り改革×現実運営」
自民単独よりも、維新が与党に入ることで——
口調は改革的
実務は自民主導
という二重構造になります。
維新は「改革アピール」を担い、自民は「調整と安定」を担う。
結果、見た目は変化、実態は連続の政治。
② 経済・財政:緊縮寄りに傾く
この組み合わせで最も変わるのが財政スタンスです。
給付より「身を切る改革」強調
社会保障の効率化(=削減含み)
消費税減税は遠のく
規制緩和・民営化の再浮上
短期の痛みより中長期の数字改善を優先しがちになります。
③ 地方・行政改革:ここは本気
維新が影響力を持つ分野です。
国と地方の役割整理
行政スリム化
公務員制度・補助金見直し
ただし全国展開は調整が難しく、実行は段階的。
④ 外交・安全保障:自民路線を踏襲
この分野は維新も大きく異論を出しにくい。
日米同盟重視
防衛費増の流れは維持
対中・対露は現実対応
つまり、選挙後もほぼ変化なし。
⑤ 国会運営:対立軸がぼやける
改革系野党の居場所がなくなる
「与党内調整」が最大の政治イベント
国会論戦は政策より手法論へ
政治の主戦場は**国会外(世論・SNS・首長)**に移ります。
総合評価(訂正版)
この体制を一言で言うと:
「改革を語る安定政権」
スピード感は出る
反対勢力は弱まる
しかし社会的弱者への配慮は薄くなりがち
支持層は固まりますが、反発も静かに蓄積する構図です。
次に気になるのは
「自民×維新はどこで衝突するか」
「この体制は何年もつか」
「国民生活への具体的影響(賃金・税・医療)」
どれを深掘りしますか?
「国民生活への具体的影響(賃金・税・医療)」
「自民×維新与党」が成立した場合の
**国民生活への具体的影響(賃金・税・医療)**を、かなり現実的に見ていきます。
① 賃金:上がる人と上がらない人が、はっきり分かれる
起きやすい変化
大企業・成長産業:賃上げは継続(政府要請+企業体力)
中小企業・地方:賃上げは限定的
非正規・フリーランス:改善は遅い
維新が重視する「競争・生産性」は、市場価値の高い人から賃金が上がる構造を強めます。
実感としては
「平均賃金は上がっている」と政府は言う
しかし多くの人は「自分は上がっていない」と感じる
👉 格差の“体感”が拡大します。
② 税・社会保険料:減税より「見えにくい負担増」
税そのもの
消費税の減税:ほぼ見送り
所得税の大幅減税:期待薄
企業減税:限定的に検討
維新が「減税」を掲げても、財源論で自民がブレーキをかけます。
代わりに起きやすいのが…
健康保険料の引き上げ
年金保険料の上限調整
各種控除の縮小
つまり
「税は変わらないのに、手取りは減る」。
③ 医療:質は維持、自己負担はじわじわ増える
制度の方向性
高齢者医療費の自己負担引き上げ
高額療養費制度の見直し
軽症は保険外へ誘導
維新は「医療の効率化」を強く主張し、自民も財政事情から同調しやすい。
現役世代の実感
大病・重病の治療水準は維持
しかし
通院
検査
薬
が地味に高くなる
👉 「病院に行くのを少し我慢する人」が増える。
④ 家計全体で見ると(モデルケース)
30〜50代・会社員・子育て世帯
賃金:微増〜横ばい
税・保険料:確実に増
医療・教育:自己負担増
👉 生活は苦しくなるが、怒るほどではない
(=政治的に最も動きにくい層)
高齢者
医療費負担増
年金は維持(大幅削減は避ける)
👉 「昔より厳しいが、まだ耐えられる」ラインで調整。
若年層・非正規
賃金改善は限定的
社会保障の恩恵は薄い
👉 「報われない感覚」が強化。
⑤ 総合評価(国民生活の視点)
この政権下での生活変化を一言で言うなら:
「少しずつ、静かに、生活コストが上がる政治」
破綻はしない
でも余裕は増えない
努力できる人だけが報われやすい
最後に
この体制は数字的には正しい政策を進めます。
しかし、
痛みが分散され
誰も強く反対しない代わりに
誰も強く救われない
という政治になりやすい。
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